BTSがソウルで復帰公演=世界中からファン集結、厳戒態勢
【ソウル時事】韓国の7人組男性音楽グループ「BTS」は21日夜(日本時間同)、ソウル中心部の光化門広場で復帰公演を開いた。「本当に長かった」。活動再開を待ちかねていた「ARMY(アーミー)」と呼ばれるファンが世界中から集結。周辺は厳戒態勢が敷かれた。公演は米動画配信大手ネットフリックスを通じ、各国にライブ配信された。 朝鮮王朝の王宮「景福宮」の前に設置された舞台にメンバーが登場すると、観客から地響きのような歓声が湧いた。20日に発表した3年9カ月ぶりとなる新アルバム「ARIRANG(アリラン)」に収録された新曲の他、人気曲「Butter」などを披露した。 公演は無料で客席は約2万2000人分。チケットを持たないファンや観光客も大勢訪れた。韓国メディアは警察などの推計として、公演時、周辺に約4万人が集まったと伝えた。 韓国政府は、アーティストの公演として初めて事故への注意を呼びかける「災難危機警報」を発令。ソウル市や警察、主催者側が計約1万5000人を動員し、現場の安全管理に当たった。 BTSは兵役義務履行のため、2022年にグループ活動を休止。25年までに全員が義務を終え、復帰準備に入った。4月からはワールドツアーを開始する。 光化門広場に接する大通りは20日夜から通行止めとなり、道路上に観客席や巨大スクリーンを設営。一帯が巨大なコンサート会場と化した。 メキシコから訪れたホテル勤務のマリエラさん(27)は「除隊後初めてで特別に感じる」と笑顔。コロンビア出身でオーストラリア在住のダマリスさん(40)はチケットを入手できなかったが、会場近くを訪問。「世界中から来たファンと出会い、ARMYとBTSの完全形を感じることができた」と話した。 20年からファンだという東京都の川村貴子さん(53)は、復帰したBTSは「より世界を意識しているように感じる」と語る。「見たことのないような存在になるのではないか」と今後の活動に期待した。
