国家承認、日本も「早急に」=パレスチナ大使が会見
2025/09/22 18:28配信【時事通信社】
シアム駐日パレスチナ大使は22日、英国などが新たにパレスチナを国家として承認したことを受けて東京都内で記者会見し、日本など未承認の国々も「早急に承認すべきだ」と訴えた。 シアム氏はイスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの軍事作戦で、約20万人もの人々が「殺害、負傷、行方不明の状況に陥った」と指摘。イスラエルのネタニヤフ首相が、パレスチナ国家の存在を容認しない姿勢を示す中「承認は(パレスチナの)国境や人々の保護につながる」と強調した。 また、日本が承認を見送ったことについては、親イスラエルのトランプ米政権が承認に反対していることを念頭に、判断の背景に「圧力があるのではないか」と一定の理解を示した。ただ、イスラエルとの2国家共存に向け「パレスチナは日本と共に取り組んできた」と述べ、日本も速やかに承認に踏み切るよう求めた。