「悲しみ決して癒えない」=追悼式、遺族ら献花―26日、相模原殺傷10年
2026/07/25 14:06配信【時事通信社】
相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で入所者19人が殺害された事件から26日で10年となるのを前に、神奈川県などは25日、市内で追悼式を開いた。遺族や園関係者ら187人が参列し、犠牲者を悼んだ。 追悼式は園内で例年行われていたが、10年の節目に多くの人に参列してもらうため、今年は市内にあるより広い施設で実施した。壇上には入所者らが折り紙で作った19色のやまゆりの花と、それを取り囲む白い花が飾られた。 永井清光園長(56)は追悼の辞で「この深い悲しみは10年という長い年月が流れた今でも、決して癒えることはない。皆さんに出会えたこと、同じ時代を生きたことに心から感謝する」と述べた。隣では入所者でつくる自治会会長の島田昌尚さん(56)が相づちを打つように声を出した。事件当時から家族会会長を務める大月和真さん(76)は「遺族控室で聞いた悲しみの声が脳裏によみがえる。心より冥福を祈り、ご遺族もどうか心安らかな日々を」と話した。 式後には遺族らが献花した。相模原市身体障害者連合会会長の小出庄作さん(83)は「まだ差別はなくなっていない。障害者に関する取り組みをもっと知らせることが大事だ」と訴えた。 黒岩祐治知事は式後の会見で「共に生きる社会を目指してきたが、道半ばにも行っていない。闘い続けるしかない」と障害者福祉推進の決意を新たにした。会見後、追悼式があった施設内では県主催の「誓いの集い」が開かれ、障害者福祉の専門家らが福祉の在り方について議論した。 [時事通信社]
