検察の体質「驚き、あきれた」=付審判請求の元社長、初公判傍聴―指定弁護士「有罪なら抑止力に」

2026/07/10 21:33配信【時事通信社】

 特別公務員暴行陵虐罪で田渕大輔検事(54)の付審判を申し立てた不動産会社「プレサンスコーポレーション」の山岸忍元社長(63)が10日、初公判を傍聴後、大阪市内で記者会見した。田渕検事の取り調べが検察内部で問題視されていなかったことについて、「驚き、あきれた。誰も違法で、ひどい取り調べだと思っておらず、特捜部内では当たり前のことだと思われている」と体質を批判した。 公判では、関与を裏付ける証拠がない中、山岸氏が検事の間で「本当に悪いやつ」と称されていたことも判明。山岸氏は「何の客観証拠もないのに悪いやつと断定し私の逮捕に突っ走った。こんな人権侵害が本当にあるのかと驚いた」と述べた。 検察官役の指定弁護士は公判の冒頭陳述で、「裁判の判断いかんで、わが国の警察と検察を含めた取り調べの在り方が根底から変わることになる」と意義を強調した。 閉廷後に記者会見した指定弁護士の山口昌之弁護士は「取り調べの録音録画を見た複数の検事がこれぐらいは許されると判断し、大きな問題になることなく捜査が進んだ」と指摘。仮に有罪となれば違法な取り調べの「抑止力になる」と語った。 高山巌弁護士も「取り調べが録音録画され、(捜査をチェックする)総括審査検察官がいると分かっていながら、検察官が何のちゅうちょもなく(違法な取り調べを)できてしまう現実がある」と問題提起した。 取り調べの様子を録音録画した計1時間15分の映像は初公判で証拠採用され、次回15日の公判で再生される。 


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