米独立記念日直後にミサイル発射=台湾武器売却で警告か―中国

2026/07/06 18:50配信【時事通信社】

 【北京時事】中国の原子力潜水艦がミサイルを発射したのは、米国が建国250周年を迎えた4日の独立記念日直後のタイミングだった。台湾向け武器売却を進める米国への警告の意味合いが濃厚だが、日本とフィリピンが合意した海洋境界画定交渉も念頭にあったもようだ。日米同盟へのけん制とみられる。 中国国営新華社通信は6日、発射から1時間後に報道。潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)とされ、香港紙によると、原潜からの発射を公表したのは初となる。日本の軍事専門家は「米国に対する(台湾統一などの)決意をアピールする狙いがあった」と分析。台湾向け武器売却でトランプ米大統領に再考を迫った側面もあると指摘した。 また、中国は日本とフィリピンによる海洋境界画定の交渉に「完全に違法かつ無効」と反発しており、ミサイル発射は日比けん制の狙いもあったようだ。中国の「第2海軍」と呼ばれる海警局の船は6月に入ってから、日比交渉の対象海域とされる台湾東方沖で巡視活動などを続けている。中国が今回の発射で事前通告した落下区域には、日本の南方沖やフィリピンの東方沖が含まれる。 異例のSLBM発射は将兵の士気を上げる意図もありそうだ。中国の習近平政権は軍の汚職摘発を一段と強化しており、軍上層部をほぼ一掃するほど力を入れている。習政権は台湾統一を目指し、軍内の引き締めを急いでいるとみられる。 


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