再審法案「証拠開示が生命線」=冤罪被害者ら、参院修正訴え―東京

2026/07/01 19:36配信【時事通信社】

 参院で審議中の再審制度を見直す刑事訴訟法改正案について、冤罪(えんざい)被害者らが1日、東京都内で記者会見した。「証拠開示こそが生命線だ」として、関連規定の修正を訴えた。 「日野町事件」で無期懲役が確定し、服役中に病死した阪原弘さん=当時(75)=の長男弘次さん(65)は「全ての証拠が開示された中で、公平な裁判が行われる法案であってほしい」と求めた。 同事件の再審請求審では、裁判所の勧告で検察側が提出した証拠リストがきっかけとなり、捜査時の写真のネガなどが開示され、再審開始につながった。弘次さんは「いかに証拠開示とともに証拠リストが大事かを物語っている」と強調した。 改正案にはリストの提出規定は盛り込まれておらず、証拠開示の範囲も裁判所の判断に委ねられている。 福井女子中学生殺害事件で服役後、再審無罪となった前川彰司さん(61)は「証拠開示がなければ再審の扉はこの後も『開かずの扉』に違いない。全面的な開示を強く訴えたい」と語った。 


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