ホンダ、上場来初の赤字4239億円=EV損失1兆5778億円―26年3月期

2026/05/14 14:04配信【時事通信社】

 ホンダが14日発表した2026年3月期連結決算(国際会計基準)は、純損益が4239億円の赤字(前期は8358億円の黒字)に転落した。北米の電気自動車(EV)需要減退を受け、EV戦略を大幅に見直し、一部モデルの販売中止などに伴う関連損失1兆5778億円を計上したため。赤字転落は上場以来、初めて。 一方、27年3月期は2600億円の黒字を見込んだ。EV関連の追加損失は5000億円の見通し。今後3年間、四輪事業の立て直しに集中し、29年3月期に1兆4000億円以上の営業利益計上を目指す。 三部敏宏社長は同日の記者会見で、巨額赤字について「重く受け止める」と述べた。経営責任に関しては「自動車業界は構造転換の時期にある。(変化への)耐性がある事業を構築することが責務だ」と続投する考えを強調した。 ホンダは、需要が高まっているハイブリッド車(HV)を強化すると表明。40年までに新車販売をすべてEVか燃料電池車(FCV)にするとの従来の目標を撤回した。カナダにEV工場とバッテリー工場を建設する計画も無期限で凍結すると正式発表した。 27年から次世代ハイブリッドシステムを投入する方針。29年度までに世界で15モデルを打ち出す計画で、14日には同システムを搭載した試作車2車種を公開した。 北米、日本、インドを強化する地域と位置付け。苦戦が続く中国では、現地の部品や技術を取り入れ、コスト競争力を強化する。 [時事通信社]


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