長期金利、2.630%=29年ぶり高水準、インフレ警戒で
2026/05/14 15:04配信【時事通信社】
14日の東京債券市場で、長期金利の指標となる新発10年物国債の流通利回りが、2.630%に上昇(債券価格は下落)した。日本相互証券によると、1997年5月以来、29年ぶりの高水準。 米イラン紛争の終結に向けた道筋が見えず、ホルムズ海峡の事実上の封鎖が長期化するとの見方から、原油価格は高止まりしている。13日発表された4月の米卸売物価指数の上昇率は、前月から大きく加速した。 インフレ高進への警戒感が一段と強まり、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が後退。米長期金利が高水準で推移しており、国内金利にも波及した。 また、市場では、政府が2026年度補正予算案の編成を検討しているとの見方が浮上し、「インフレ基調や日本の財政拡大懸念で、積極的に債券を買う投資家はいない」(資産運用会社)との声が聞かれた。
