アイヌ遺骨7体を返還=英自然史博物館で式典
2026/05/06 07:52配信【時事通信社】
【ロンドン時事】英国自然史博物館は5日、所蔵していたアイヌ民族の遺骨7体を日本から訪れたアイヌ団体代表らに返還した。海外に持ち出された遺骨の返還は、2017年にドイツから行われて以降4例目。英国絡みでは、昨年5月のエディンバラ大学に続いて2例目となる。 アイヌ民族の遺骨は、研究などの目的で海外に持ち出されてきた。今回返還されるのは、1865年に現在の北海道八雲町と森町で発掘された4体と、千島列島などで発掘された3体。日本政府が返還を求めており、黄川田仁志沖縄・北方担当相がこの日同博物館で開かれた返還式典に出席した。 ダグラス・ガー館長は式典で「遺骨を先祖の地に返すことができ光栄に思う」と述べた。北海道アイヌ協会の大川勝理事長は「ようやく先人たちは故郷へ帰ることができる。きっと心から安堵(あんど)し、喜んでいることと思う」と語った。 返還された遺骨は日本に運ばれた後、国のアイヌ文化施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」(北海道白老町)に安置される予定。
