南阿蘇、西原両村で追悼式=遺族ら涙「節目ではない」―熊本地震10年

2026/04/16 19:39配信【時事通信社】

 熊本地震で関連死を含め31人の命が失われた熊本県南阿蘇村では16日午後、村役場で追悼式が行われた。遺族ら約80人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。 同県菊陽町の高田尚子さん(40)は当時、母と2人で暮らしていた南阿蘇村の自宅で被災。母一美さん=当時(62)=は、がれきの下敷きとなり亡くなった。「10年たったというだけで、節目ではない。思い出すと今でもすぐ泣けるくらい」と目に涙を浮かべた。 同村ではアパートが倒壊し、村内にキャンパスがあった東海大の学生3人も犠牲となった。追悼式で木之内均・同大九州キャンパス長(64)は「学生たちの無念さを思うと、今なお胸が締め付けられる。あの日の記憶を次世代へと語り継いでいく使命がある」と訴えた。 関連死を含め9人が亡くなった同県西原村。総合体育館での追悼式には村民ら約100人が参列し、犠牲者に花を手向け、祈りをささげた。両親と住んでいた自宅が損壊した歌手の曽我実磨子さん(42)は、避難所では子どもと童謡などを歌って不安を和らげたと振り返った上で、「地震の教訓をつなげることが大事だ」と話した。 


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