医師2人、改めて無罪主張=2歳児死亡事故、5月判決―東京地裁

2025/12/19 18:19配信【時事通信社】

 東京女子医大病院(東京都新宿区)で2014年、2歳男児が手術後に死亡した事故で、小児に使用すべきでない鎮静剤「プロポフォール」を過剰に投与したとして、業務上過失致死罪に問われた医師の小谷透(66)、福田聡史(44)両被告の公判が19日、東京地裁(細谷泰暢裁判長)であった。弁護側が最終弁論で改めて無罪を訴え、結審した。判決は来年5月29日。 弁護側は、男児の死亡は予見できず、鎮静剤の投与と死亡との因果関係はないと主張。国内外で鎮静剤の小児への使用例があり、「禁忌」とする科学的な根拠はないなどと訴えた。 検察側は小谷被告に禁錮1年6月、福田被告に禁錮1年を求刑している。 起訴状によると、両被告は14年2月、首のリンパ管腫の手術を受けた男児にプロポフォールを投与。容体が悪化したのに中止などの対処をせず、急性循環不全で死亡させたとされる。 


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