巨額支援へ「身の引き締まる思い」=東京科学大と京大が会見―国際卓越大

2025/12/19 17:48配信【時事通信社】

 政府が10兆円規模の大学ファンドを通じて支援する「国際卓越研究大学」に認定されることが固まった東京科学大(東京都目黒区)と京都大(京都市)は19日、それぞれ記者会見を開き、トップらが抱負を語った。 東京工業大と東京医科歯科大が統合し発足した東京科学大。大竹尚登理事長は「正直、ほっとしている。統合なくしてきょうという日はなかった」と顔をほころばせ、「掲げた目標は決して低くない。これからいかに挑戦していくか、身の引き締まる思いだ」と語った。 分野横断型の研究教育体制への変革構想などが高く評価され、初年度は百数十億円の助成を受ける見通し。大竹理事長は「恐らく8割は学生支援や研究人材獲得など『人』に使うことになる」と述べた。 京大で記者会見した湊長博学長は「高い評価を受けて感謝している」と安堵(あんど)の表情。審査で「磨き上げが必要」と指摘された点を踏まえ、「新しい研究組織体制をどう展開し、根付かせるか明示したい」と意欲を示した。 会見には、同大特別教授でノーベル化学賞を受賞した北川進副学長も出席。「京大は『知の創生』を看板にしている。若い人がのびのびと研究でき、中堅も夢を持てる組織に改革していくことが大事だ」と強調した。 


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