普天間移設へ地盤改良再開=防衛省、半年間中断の後
2025/12/19 16:57配信【時事通信社】
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設に向け、防衛省は19日、約半年間中断していた辺野古東側の大浦湾にある軟弱地盤の改良工事を再開した。名護市などに通知した。県内移設断念を求める県などが反発しそうだ。 大浦湾には「マヨネーズ状」とも言われる軟弱地盤があり、防衛省は「砂のくい」約7万1000本を海底に打ち込む地盤改良工事を昨年12月にスタートさせた。しかし、同省は今年6月、詳しい理由を明らかにしないまま同工事を中断。県は「(移設工事の)完成が困難な状況が明らかになりつつある」として工事中止を要求していた。 普天間飛行場の移設先では、辺野古南側で埋め立て土砂の投入がほぼ終わっている。辺野古東側では作業が遅れており、防衛省は11月、地盤改良工事の再開を待たずに、軟弱地盤にかからない区域から埋め立て工事を本格化させている。
