【シドニー時事】オーストラリアのアルバニージー首相は１９日、シドニー近郊のビーチで起きた銃撃テロを受けて行う銃規制強化の実効性を高めるため、国と地方当局が余剰な銃を買い取る制度を構築すると表明した。来年前半に必要な法整備を行う。銃の数量を着実に減らすことで銃犯罪のリスク低下を目指す。　豪政府は６州・１準州と協調して銃規制の基準を全国で統一し、１人当たりの数量制限や合法とする銃の種類の制限、所持免許の審査厳格化を行うことで合意している。買い取り制度では、上限を超過した分や、新たに違法化される銃を、国と地方が費用を折半して購入。連邦警察の監督の下で破壊処分する。