日NZ防衛相、対中国で連携=ACSA、情報保護協定署名
2025/12/19 17:40配信【時事通信社】
小泉進次郎防衛相は19日、ニュージーランド(NZ)のコリンズ国防相と東京都内で会談した。海洋進出を強める中国を念頭に、安全保障分野の連携を強化することで一致。コリンズ氏はこの後、茂木敏充外相と外務省で面会し、自衛隊とNZ軍の間で燃料や弾薬の融通を可能にする物品役務相互提供協定(ACSA)と情報保護協定に署名した。 日本はこれまで米国、英国、カナダなど8カ国とACSAを締結している。小泉氏は会談後の共同記者発表で、近年の日NZ間の部隊交流の活発化に触れ「さらなる協力の機会を引き続き追求する」と表明。コリンズ氏は「よりシームレスに協力できる環境が整い、安全に幅広い情報を今後共有できる」と期待を示した。 小泉氏は会談で、中国軍機による航空自衛隊機へのレーダー照射や、中国軍とロシア軍の爆撃機による日本周辺での共同飛行について説明。両氏は強い懸念を共有した。太平洋島しょ国の支援に関する連携も申し合わせた。
