遺族ら事件現場で黙とう=王将社長射殺から12年―京都
2025/12/19 15:31配信【時事通信社】
「餃子の王将」を展開する王将フードサービス社長だった大東隆行さん=当時(72)=射殺事件発生から12年となった19日、現場の同社本社(京都市山科区)前では、花束を手にした遺族らが大東さんの冥福を祈った。 大東さんの次女、真弓さん(54)は黙とうをささげ、「初孫ができたよ」と報告したという。「裁判が始まって複雑な気持ち。つらい思いと悲しい思いがある」と語り、「(犯人を)きっちり裁いてもらわなあかん」と震える声で話した。 殺人罪などに問われた特定危険指定暴力団工藤会系組幹部田中幸雄被告(59)は先月26日の初公判で「私は決して犯人ではありません」などと無罪を主張している。延べ約40人の証人尋問が行われる見通しで、来年6月29日に結審し、判決は同10月16日に言い渡される。
