功績たたえ警察犬慰霊祭=捜査員ら参列―警視庁
2025/09/23 12:08配信【時事通信社】
警視庁の犯罪捜査や救助活動に従事した警察犬の慰霊祭が23日、東京都板橋区の動物霊園「東京家畜博愛院」で営まれた。同庁鑑識課や警備2課の職員ら28人が参列し、慰霊碑に手を合わせて冥福を祈った。 同庁によると、昨年9月以降、警察犬7頭と警備犬5頭が埋葬され、祭られているのは計299頭となった。 2月に16歳11カ月で死んだラブラドールレトリバーの「イルミナ号」は、銃器と薬物両方を探知できる「ハイブリッド犬」の第一号だった。約6年5カ月で117回出動し、拳銃や乾燥大麻などを発見。10頭に1頭ほどしか受賞できないとされる警視総監賞を2回受けるなど多大な功績を収めた。 8月に6歳8カ月で死んだジャーマンシェパードの「エルフ号」も、約4年4カ月で121回出動し、児童自立支援施設から行方不明となった女児の発見に貢献するなど活躍した。 同庁の畑孝博・鑑識課長は参列後、「鑑識課の一員として全力で職務に取り組んでもらった。深い感謝の意を込めて追悼した」と話した。 [時事通信社]