連立拡大、実現時期に違い=高市氏「首相指名まで」、小泉氏「区切らず」―自民総裁選で共同会見

2025/09/23 12:10配信【時事通信社】

 自民党総裁選(10月4日投開票)の5候補は23日、党本部で共同記者会見に臨んだ。いずれの候補も、焦点になっている自民、公明両党の連立政権の枠組み拡大に前向きな姿勢を示す一方、実現時期を巡っては立場が異なった。 総裁選後に召集予定の臨時国会では首相指名選挙が行われる。高市早苗前経済安全保障担当相(64)は「連立拡大を首相指名までにできるよう精いっぱい努力する」と明言した。 これに対し、茂木敏充前幹事長(69)は「連立拡大を目指すが、スケジュールは今の段階で言えない」と指摘。小泉進次郎農林水産相(44)も「政策、理念の一致が見える中で、その先が出てくる。期限を区切るものではない」と同調した。 林芳正官房長官(64)は「連立拡大は目指すべき方向だ」と認めつつ、政策ごとに野党との合意を目指す重要性にも言及。小林鷹之元経済安保相(50)は「連立は手段であって目的ではない」と拙速な対応に反対した。 5候補は、物価高を踏まえて速やかに経済対策を策定する方針を掲げた。ただ、野党が求める消費税減税について、林氏は「非常に難しい」と否定。食料品の「消費税率0%」を訴えていた高市氏も「もう1回、党内で練り直すことも大事だ」と方針転換した。 小泉氏は、高所得者ほど減税の恩恵を受けやすいなどの課題に触れ、「あらゆる選択肢を排除せず与野党で向き合う」と述べた。 [時事通信社]


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