総裁選前倒し、選管が意思確認=自民、過半数の賛同焦点―首相なお続投意欲・両院総会
2025/08/08 15:45配信【時事通信社】

自民党は8日、参院選の惨敗を受けた両院議員総会を党本部で開き、党則に基づく臨時総裁選を実施するかどうかを、総裁選挙管理委員会(逢沢一郎委員長)に委ねることを決めた。選管が党所属衆参両院議員と47都道府県連に意思確認を行う。石破茂首相(党総裁)は総会で続投に意欲を示したが、過半数が総裁選の前倒しに賛同するかが焦点となる。 両院総会は約2時間開かれた。首相は冒頭、日米関税合意に触れ「実行に当たりさまざまな問題を抱えている。それぞれの産業に従事している方に不安がないよう全力を尽くす」と強調。農業政策や防災も挙げ、「引き続き日本国に責任を持つために、意見を承りたい」と述べた。参院選大敗については「心からおわび申し上げる」と陳謝した。 森山裕幹事長は敗因を分析した報告書を今月末をめどに取りまとめると説明した。森山氏は総括後の辞任を示唆している。 [時事通信社]